マット・マディソンは霧、雪と雲を象徴する柄です。三角形で描かれた小さな窓が映し出す歪んだ風景は、この宇宙の3つの要素を象徴しています。
雪は何かを覆っていくことから保護を象徴します。さらに雪は、沈黙、純粋、平和を表す一方で魔法、危険、畏れをも表します。霧はおとぎ話やミステリーを連想させる一方で、混乱や不確実性を象徴します。象徴学上は、霧が地球を覆い包み込むことから、霧は空より地と深く関連しているとされています。雲は限りない自由、静寂、夢見心地、空想などを象徴しますが、その形状が常に変化することから緊張や混乱をも表します。
夕暮れと日の入りを題材にして描かれた2枚の風景画を融合させてできた柄です。マウント・スチュアートの彫刻や西スコットランドの鉄道のポスターをヒントにしています。日没は豊穣、畏敬、慄きを象徴し、昼と夜の隙間である夕暮れは魅惑を象徴しています。
1970年代のアーティスト、リシャール・ペドゥッツイのデザインを基にして大幅に手を加え、希望、約束と平和を象徴する虹に仕立て上げた柄です。英知や自らの幸運を切り開く秘訣は虹のふもとに存在するとされています。虹の女神であるアイリスは天国への架け橋といわれています。詩人たちは虹を天国の染料や天の万華鏡と呼んできました。
塩の洞窟で見かける塩の結晶をヒントにした柄です。レーザーで切断したアルミニウムを使い生物にも結晶にも似た彫刻をつくり、それを収めた写真を集めてつくり上げた柄です。
最初のアート・ギャラリーともいえる洞窟は、抱卵(インキュベーション)、冬眠、撤退を象徴しています。塩から派生した言葉に「サラリウム」がありますが、これは後にサラリーという言葉になりました。これは塩がローマ時代には合意の印として、また兵士の俸給として支給されていたことによるものです。塩は癒し、保存、殺菌、生命と危険を象徴しています。
リバティ・アーカイヴに収められているマートン捺染工場で1950年代製作された柄に手を加えたものです。柄に描かれた海は無限の自由と勇敢な冒険を象徴する一方、はかり知れない深淵を表します。人々を圧倒するような情熱を表す波は活力を与えると同時に安らぎを与えてくれます。波の音で優しい眠りにつくことも、また創造性の波頭に乗って前進することもできます。
樹木を表すこの柄は、様式化された木々からなる小さな幾何学模様で、無限に広がる森を創り上げています。
樹木は力強さ、安定、不屈の精神や長寿を表します。この柄はジャック・プリンスの1990年代初頭のデザインを念頭にいれて製作されました。
#01 ペーパーシャドーズ
#02 マウント・スチュアートとビュレル・コレクション
#03 大気圏
#04 世界を変えた植物
#05 象徴的意味を持つ草花
#06 クラシカル