このグループの柄は、テキスタイル・キュレーターであるフランシス・プリッチャードの案内で、マンチェスターにあるウィットワース美術館の美しいテキスタイル・コレクションを見学したことから生まれました。17世紀初期のイタリアのシゼル・ベルベットから20世紀中ごろのリノリウム版画や1890年代から1900年代にかけてのリバティ・アート・ファブリックのデザインに至るまでを途切れなく融合させる中からインスピレーションが生まれました。それぞれの柄は2012年春夏のオリンピック大会を祝して、オリンピック的な要素をそれとなく取り入れています。
ウィットワースは1889年、ヴィクトリア朝の博愛主義時代に創設されました。創設者達は美術館の建設にあたり、美術館のあるべき姿を求めてヨーロッパ大陸の近代博物館や美術館にヒントを求めました。アーツ・アンド・クラフト運動などの影響を強く受けながらも1908年にはウィットワースは芸術、人文学、技術の重要なフォーラムになっていました。今では、世界で最も素晴らしいテキスタイルのコレクションを収蔵しています。
ロンドン近郊にある英国の彫像を描いたトワル・ドゥ・ジュイ(更紗)や、ウィットワースのテキスタイルをヒントにしています。2012年のオリンピック大会を意識した愛国的で象徴的な柄です。
ウィットワース美術館に収められているバロンやラーチャーの木製やリノリウム版画のジグザグ模様や大胆な様式化された形をヒントにした柄です。オリンピックを祝して加えられたオリンピック聖火が、この柄の名前の源になっています。
伝統的なペイズリー柄を20世紀風にアレンジした柄で、初めてコレクションに登場したのは1940年代でした。その後90年代にも一度復活し、今回2012年春夏コレクションではオリンピック・ローレルを加え再度リバイバルを果たしました。ウィットワースのアーカイブにある多くのテキスタイルを彷彿させる版画的なその様式から選ばれました。
※画像は準備中です。
ウィットワース美術館に収められている1900年初頭のリバティ・アール・ヌーボー柄の布をもとに、様式化したバラのイングリッシュ・ローズを加えています。
ウィットワース美術館に収められている1900年初頭のリバティ・アール・ヌーボー柄の布をもとに、オリンピックを象徴するベーリーフや月桂樹、五輪を加えて描き直されました。
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