コレクションを始めるにふさわしい、テキスタイル加工の最初の工程である織りをヒントにしてつくられたデザイン・グループです。
2組の異なる糸または毛糸を交差させて布にするという技は、古くは西暦紀元前5000年にまで遡ることができます。縦糸が固定された位置にある間に横糸を通す仕組みの横織り機で布は織られます。縦糸と横糸の交差が織りと呼ばれています。
このグループのインスピレーションは、『ステファン・ウォルターズ』という名の特注で布を織るビスポーク・ウィーバーを訪れたことがきっかけになりました。創業1720年のこの会社は1894年にサフォークに移転しました。今でも家庭のジュリアス・ウォルターズにより経営されているこの会社には、膨大な数のデザインを収めたアーカイブがあり、大きなデザイン・スタジオではビスポークの注文や、新作のコレクションに取り組んでいます。デザインから糸染め、織布、整理、検査に至るまでの布地を作る工程のすべてが一つ屋根の下で行われています。
『ステファン・ウォルターズ』で購入した布地に中小的な大きな花柄を描き、織のディテールを損なわないようにプリントしたものです。
※画像は準備中です。
リボン織りに手描きをし、ガルバニック・プリントにした柄です。ガルバノ・スクリーンを使うことで手描きした印象が残り、さらに異なるサイズや数の孔の型を使用することで、特定の個所にのせるインク量を変えことができるため、一枚の型でよりトータルな陰影を作り出すことができます。
両柄共に織りから直接プリントされたもので、『アレックス・ファーマー』と『ステファン・ウォルターズ』が制作した幾何学柄で、立体的なドレープ感を出しています。
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