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リバティ・ファブリックス、生地の通販メルシー > リバティ カラー&デザインコンセプト > LIBERTY2014年秋冬柄 デザインストーリー > 世界を変えた植物

2014年秋冬柄 デザインストーリー

世界を変えた植物

ポピーシード・ドリームズ(POPPYSEED DREAMS)

この柄はポピー、ペッパー、カルダモンとバニラを合わせてつくられました。ポピーは癒しをもたらす香膏や鎮痛剤である一方で常習性のあるアヘンにもなり、その花は思い出を象徴しています。ペッパーは14世紀の英国では「香辛料の王」として最も高価なスパイスとされていました。カルダモンに「香辛料の女王」という名が付けられたのは、別段根拠があったわけではなく、単にペッパーと区別するためのものでしたが、今となっては最も香り高いエキゾチックな香辛料の一つに数えられるようになりました。
かつてはバニラも世界で最も高価な香辛料の一つでしたが、今日ではキッチンには欠かせないスパイスになりました。これらのスパイスのルーツはどれもがインドということで、デザインもインドのアートやテキスタイルをヒントにしています。年代不詳としてリバティ・アーカイヴに収められている「生命の樹(ツリー・オブ・ライフ)」の柄を基にリピートを作り、「ジョードプル王室絵画展」をヒントに、豊かな柄とディテールを組み合わせています。

サブリナ(SABRINA)

パピルス、バンブー、ユーカリとゴムを題材にした柄です。紀元前3000年頃にナイル川流域から回収されたパピルスは、史実を記録するための紙として使われていました。同様に紙の原料として使用されてきた竹は、地球上で最も特徴のある芸術の一つを生み出し、それが他の芸術家たちに影響を与え、印象派を初めとする様々な芸術運動をもたらすことに貢献しました。
ユーカリは高く太く成長する樹木として幅広く栽培され、香膏、殺菌剤から衣服や段ボールに至るまで幅広く利用されています。ゴムは車や自転車のタイヤなどに利用され人々の生活を一変させたことは言うまでもありません。ヴィクトリア&アルバート美術館に収められている東洋の屏風や箱や家具に施されている装飾をヒントに、原画のスケッチはパピルスにインクを使って手描きされました。

オズボーンズ (OSBORNE'S)

オリーブ、オレンジ、リンゴの樹とブドウのつるを表した柄です。オリーブは平和を象徴し、そのオイルは、アテネに世界初の民主主義をもたらすことに貢献しました。オレンジは海軍兵たちを壊血病から守り、ブドウはワインをもたらし、それをきっかけに世界のいたるところで発展が促され、また宗教上の象徴にもなりました。リンゴは万有引力の法則の発見を手伝い、サイダーを生み出しました。
リンゴは成功の象徴として、巨大コンピューター会社や有名レコーディング・アーティストたちのロゴとしても採用されています。最終的なプリント柄は、マウント・スチュアートの大理石の間にある巨大なタペストリーを参考にしています。このタペストリーの縁を飾る果物や美しい鳥がこの柄に登場しています。タペストリーのかつての輝きを取り戻す意味も込めてスケッチには鮮やかな色のインクが使われました。

ソフィー・ジェーン (SOPHIE JANE)

紅茶やコーヒーの木の葉とナデシコの花が織りなす柄です。紅茶の生産は、紅茶を飲んだり蒸らしたりするための陶磁器の発展を促したばかりか、時にはボストン茶会事件といった民衆による暴動を引き起こし、また一方でおいし一杯の紅茶を味わう英国の伝統をつくりあげました。コーヒーがなければカフェもなく、ビジネスや創造性が芽生えるコーヒー・ショップも存在しなかったかもしれません。古くから結婚の幸せを象徴する花としてナデシコは広い地域に分布し、その素晴らしい香りと見た目の美しさから各地で栽培されています。

ダルウィッチ・パーク(DULWICH PARK)

ダルウィッチの庭園をヒントにバラを手描きした柄です。花の中でバラ以上に象徴として人々が注目し、利用してきた花はありません。バラはその香りと美しさ以外にも薬として鎮静効果も備え、また芸術や詩には欠かすことのできないものです。バラは愛、魔力、紋章、希望や人生そのものの神秘などを象徴します。バラが象徴するものは色によっても異なり、例えば赤いバラは情熱を、そして白いバラは純粋を表します。

ローレンズ・リーフ(LAUREN’S LEAF)

絶えず変化を続ける世界のインディゴ綿やアップランド綿、麻(ヘンプ)、ホワイト・マルベリー(クワ)の葉の跡をつけてつくられた柄です。3000年以上も前に誕生した綿は、世界で最も重要な作物の一つとして布製品のほとんど全てに使用されています。綿栽培から生まれた収益は産業革命の火を灯し、綿で生まれた財を背景に株式市場の開設が促進されました。ヘンプは綿の4倍の強さをもつ繊維を作ることができるため汎用性も高く、薬品としてだけでなく住宅の断熱材としての利用も可能になりました。
最も有名な文書でもあるアメリカ独立宣言はヘンプから作った紙に印刷されたとされています。リーバイスの初めてのジーンズにもヘンプが使われました。化学染料の出現によりインドのインディゴ染料への依存が低下したことがインドの独立を求める動きを掻き立てる結果となり、50年後のイギリス領インド帝国の終焉をもたらしました。蚕の餌としてのクワの重要性については言うまでもありません。