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2014年秋冬柄 デザインストーリー

マウント・スチュアートとビュレル・コレクション

スコットランドの西海岸に位置する2つのアートの終着点です。ビュート島に位置するマウント・スチュアートは、まさにスチュアート氏族(クラン)の本拠地です。マウント・スチュアートは素晴らしいネオ・ゴシック建築を留める建物の一つとされ、島の89%はマウント・スチュアート・トラストが所有しています。温暖な気候でめったに雪も降らず、変化に富んだ風景を誇っています。卓越した職人技や素材、それに象徴的な装飾を完備したマウント・スチュアートはまさに、象徴や歴史の探究にはうってつけの目的地です。
ビュレル・コレクションは寄贈者のサー・ウィリアム・ビュレルの名に因んで付けられました。1983年にグラスゴーのポロック・カントリー・パークにお目見えしたこのコレクションには、一個人が収集したものとしては最大の8000点以上のものが収められています。ギャラリーには見事なタペストリーやオリエンタル・カーペットのコレクションが飾られていますが、そもそもビュレルが美術館の場所としてこのような田舎を選んだのも、彼が都会の公害が美術品に及ぼす影響を懸念したためとも言われています。

ペレイラ(PEREIRA)

1900年代初期のリバティのプリント用の版を集めた本からとった柄で、ビュレル・コレクションの中のオリエンタル・カーペットと似ていたことから選びました。

アガンドカ(AGANDCA)

リバティ・アーカイヴに収められている1910年のインディゴ染めのコットンの柄見本からとった柄で、ビュレル・コレクションの刺繍作品と柄の構成が類似していることから選びました。

プロジェニー(PROGENY)

スチュアート家のクラン・タータンとは直接関係はありませんが、スチュアート氏族には特別の催事のために用意されたタータンが数多くあることをヒントにして生まれた柄です。手描きのタータン柄をいくつか集めて一つの抽象的な幾何学模様にまとめたデザインです。氏族を表す「クラン」はゲール語で「子孫」を意味することから、世界中のスコットランド人同士の輪や仲間意識や血統を呼びさまします。

ズーライツ(ZOOLITES)

1950年代に遡るリバティ・アーカイヴに収められた柄に、マウント・スチュアートの中央ホールにある階段の大理石で見つけた化石や、カウンティ・ダラムにあるフロスターリーの町の化石の柄を織り込みました。これらは3億4000万年以上も前の魚や貝やエビの化石とされています。ラテン語の化石という言葉は文字通り「掘り起こした」という意味です。

ミッドナイト(MIDNIGHT)

トレーシング・ペーパーにインクを使って手描きされたリピート柄で、グラフィック・ペンで陰影をつけています。マウント・スチュアートの夜空が示す豊かな表情を表したデザインです。夜空は指針、神聖、影響力、憧れを象徴しています。

ケヴィン(KEVIN)

マウント・スチュアートの廊下の巨大なヴォールト天井に描かれた「黄道星座」を象徴する摩訶不思議な存在や、星と星の軌道を題材にした柄です。象徴学の中でも最も古く複雑なのが、星や天体の動きをもとに、それらが星に及ぼす影響を研究する占星学であるとされています。
神秘主義者のビュート卿は神秘にまつわることなら何でも好む人でした。彼は心霊現象研究協会(Society of Psychical Research)の副会長を務めると同時にアマチュアの天文学者でもありました。彼の邸宅のほとんどに天体観測所が設けられていました。黒い紙に白とグレーのチョークを使って星座を描き、星の瞬く夜を表現したカンバセーショナル柄が生まれました。

オピー(OPIE)

マウント・スチュアートの華麗な装飾に余すところなく表現されていた四季をヒントにした反曲線を使った柄です。中でも寝室の暖炉を飾る美しいタイルに描かれた四季一つ一つを表す花に着目しました。反曲線のリピート模様が、途切れない季節の移り変わりを演出し、回転する花々は一年の季節のサイクルを表しています。

イライザ(ELISA)

マウント・スチュアートの内外で見つけた木彫りの装飾、扉のハンドルやステンドグラス窓で見つけたオークの葉やドングリを題材に描かれた柄です。おそらくオークの葉が強さと勇気を象徴することから、スチュアート家では戦いの際の象徴として使われていました。
オークは6600万年も前から地球上に存在していますが、その数が減少した時には初の保護規定が設けられた樹木でもあります。秋に落ち葉が地面に重なり合うような質感を、何層にも色を重ねて出した柄です。

サックスビー(SAXBY)

マウント・スチュアートに実在する色とりどりの鳥と、中でも応接間の天井蛇腹(コ―ニス)部分に施されたオウムをヒントにしています。建物の随所にアーツ・アンド・クラフツの雰囲気が漂い、壁にはその運動の象徴でもある鳥や自然をモチーフにした飾りが施されています。
この柄では、熱帯の鳥を複数のキャンバスに自由に描き、その後全体を融合させ、豊かな羽のような質感に仕上げています。