リバティ・ファブリックスの正規販売店 メルシー

今回のコレクションの中心は、リバティが誇るロータリーやスクリーン・プリントですが、その一方で、環境や多様性に優れたデジタル・プリントなどの新技術にも目を向けることが重要です。写真、コンピュータ・ピクセレーション、ハイカラーなどを使うことで驚くような柄を作り出せるようになりました。スクリーンを使ったリバティ・プリントの美しさと多様性に匹敵するデジタル・プリントを目指し、ミニ・コレクションを作りました。このグループにインスピレーションを与えたのは、世界的に有名なデジタル・アーティストのティム・ヘッドでした。ティムは現在『ザ・スレード美術学校』で教鞭をとっています。バーチャル・ライトとダスト・フラワーズを制作しました。

バーチャル・ライト（Virtual Ligbht）
光沢のある布地のピクセルをスクリーンまたはデジタル・プロジェクション上で使い、その後にスクリーン・グラブに取ってこの柄を制作しています。

ダスト・フラワーズ（Dust Flowers）
インクジェット・プリンターで、微滴化されたインクが飛び散る様と、コンピュータを超高速で作動させる隠れた計算を表しています。

アリス・ジュネーヴラ（Alice Ginevra）
フランスの手描きのアーカイブ柄に、もとからある格子と水玉のリピート模様をプリントしています。

アリーナ（Alina）
冬の庭園の草木を撮った写真を、暗室の電気スタンドのもとで感光紙を使って感光させました。『ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館』のシャドー・キャッチャース展からヒントを得ています。

イザベラ・グレース（Isabella Grace）
デイジーの写真をもとに、クラシックなリバティの花柄風にデジタルでプリントしています。

モーストン・メドー（Mawston Meadow）
コーンウォルにある『ゴルドフィン・ハウス』の湿原の花々をモチーフに、色あせた記憶を連想させるように、柄をぼやかしてあります。