「ごらんかわいいワニさんが
きらきらしっぽとぎすまし
ナイルの水をたっぷりと
金のうろこにあびてます」
このワニ柄のデザインは、ウロコ状の革の質感を宝石のように表現するために水彩で手書きし、ワニに固有のしわを真似ています。
「アリスはこんなへんてこりんなクロッケー場は生まれてこのかた見たことがないと思いました。あたりいちめんでこぼこですし、クロッケーのボールは生きているハリネズミですし、ボールを打つクラブは生きたフラミンゴです。」
クロッケーの試合の中のハリネズミをヒントにした柄で、ハリネズミの針を自由なペイズリー調の柄に仕上げています。
「アリスはどきっとしました。数メートル先の木の枝の上にチェシャーネコがすわっているではありませんか。」
チェシャーネコのもとになっているとされているネコの品種の一つ、ブリティッシュ・ブルー・ショートヘアーのネコ「エンジン」の毛並みをもとに、手書き、色付けされた柄です。ネコの毛から質感のある抽象的な総柄が生まれました。
「最初にアリスが一番むずかしいと思ったのはフラミンゴの持ちかたでした。」
ソフトなフラミンゴの羽のカンバセーショナルな柄で、グワッシュを使って色付けされ、反応染料の上に白の顔料をのせてプリントされました。